小牧野遺跡とは?

環状列石を作った縄文の人々は、いったいどこに住んでいたのでしょうか?また彼らはどのような生活を送っていたのでしょうか?発掘調査では、環状列石とともに縄文人が住んでいたと考えられる竪穴住居跡、貯蔵穴群、捨て場跡、湧水遺構など生活に必要な遺構のほか、土坑墓や土器棺墓など墓制に関わる遺構も確認されています。

土器棺墓

土器棺墓土器棺墓とは、一度遺体を墓に埋葬し、その骨を数年後に取り出し、写真のような土器棺に納め、再び埋葬する施設のことで再葬墓とも呼ばれています。これまでに環状列石から合計4基の土器棺墓が発見されています。

竪穴住居跡

竪穴住居跡小牧野遺跡では、環状列石と同じ時期の竪穴住居跡が現在までに2件確認されており、いずれも墓域(墓場)の中につくられています。

土坑墓

土坑墓

小牧野遺跡では、100基をこえる土坑墓が、環状列石に隣接する東側緩斜面一帯に分布しています。墓には円形のものや楕円形のもの、石を立てるもの、フラスコ状の貯蔵穴を再利用したものなど、さまざまあります。

なお、日本の土壌は酸性度が高いことから骨が分解されやすく、小牧野遺跡でも人骨は残っていませんでした。

捨て場跡

捨て場

捨て場跡は、沢地形へと傾斜が始まる地点に形成されており、多量の土器・石器のほか、土偶や三角形岩版などが出土しています。