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国指定史跡小牧野遺跡

  • 環状列石の大きさと構造
    小牧野遺跡の環状列石は、大規模な労働力の集中によって構築された直径55mにもおよぶ大型の記念物(モニュメント)です。直径35mの外帯・29mの内帯・2.5mの中央帯の三重の輪のほか、一部四重となる弧状の列石や外帯を囲む直径4m前後の環状配石などで構成されています。
  • 石の組み方 
    環状列石の外帯と内帯は、楕円形の石を縦に置き、その両側に平らな石を数段積み重ね、あたかも石垣を築くように並べられています。この縦横交互の列石は、全国的にも珍しく”小牧野式”配列(配石)とも呼ばれています。
  • 祭祀場としての広場 
    環状列石の中央に立ってみると列石の内側に広い空間があることがわかります。この広場は、多くの人々が集うことができる面積(約500m)が確保されており、彼らの精神文化と関わる「祭祀場」としての性格が考えられます。また、広場の周縁が石垣状の列石に囲まれているため、さながら円形劇場のような空間効果を演出しています。
  • 遺跡の自然環境 
    小牧野遺跡の現在の環境は、ミズナラやコナラ、クリ、スギ等が広く分布しており、スギ等の人工林を除けば、縄文時代の植生と同じような自然環境となっています。このため、小牧野遺跡の整備では、潜在的に有する自然環境を最大限に活用するとともに、景観の阻害となっているスギ等の人工林を徐々に伐採し、同時に落葉広葉樹に置き換える作業を進めています。