環状列石に隣接する墓域や捨て場を中心に土器や石器など日常的に使用されている道具のほか、土偶や三角形岩版をはじめとする祭祀的色彩の強い遺物も出土しています。
土偶 | 動物や狩猟の意匠のある遺物 |
特に三角形岩版は、小牧野遺跡の代表的な遺物であり、これまでに400点をこえる数が確認されています。このような岩版は、青森県の津軽地域を中心に製作されていると考えられています。また、三角形岩版が出土する遺跡は環状列石などの大型配石遺構を有する場合が多く、祭祀などで人が多く集まる場所で使用されたものと思われます。
【三角形岩版】