小牧野遺跡に関わる事業を新聞記事風にまとめた『こまきのだより』の一覧です。
・こまきのだより第32号(令和6年10月10日発行)
・こまきのだより第31号(令和6年7月10日発行)
・こまきのだより第30号(令和6年3月12日発行)
・こまきのだより第29号(令和5年12月11日発行)
- こまきのだより第28号(令和5年9月27日発行)
- こまきのだより第27号(令和5年7月20日発行)
- こまきのだより第26号(令和5年1月16日発行)
- こまきのだより第25号(令和4年9月24日発行)
- こまきのだより第24号(令和4年1月15日発行)
- こまきのだより第23号(令和3年9月25日発行)
- こまきのだより第22号(令和3年6月15日発行)
- こまきのだより第21号(令和2年12月15日発行)
- こまきのだより第20号(令和2年9月9日発行)
- こまきのだより第19号(令和2年1月15日発行)
- こまきのだより第18号(令和元年9月10日発行)
- こまきのだより第17号(令和元年7月10日発行)
- こまきのだより第16号(平成31年4月15日発行)
- こまきのだより第15号(平成31年1月28日発行)
- こまきのだより第14号(平成30年10月10日発行)
- こまきのだより第13号(平成30年7月10日発行)
- こまきのだより第12号(平成30年4月23日発行)
- こまきのだより第11号(平成30年2月1日発行)
- こまきのだより第10号(平成29年10月20日発行)
- こまきのだより第9号(平成29年7月10日発行)
- こまきのだより第8号(平成29年4月20日発行)
- こまきのだより第7号(平成29年2月10日発行)
- こまきのだより第6号(平成28年12月15日発行)
- こまきのだより第5号(平成28年7月15日発行)
- こまきのだより第4号(平成28年4月10日発行)
- こまきのだより第3号(平成28年1月20日発行)
- こまきのだより第2号(平成27年10月5日発行)
- こまきのだより第1号(平成27年6月20日発行)
- 環状列石の大きさと構造
小牧野遺跡の環状列石は、大規模な労働力の集中によって構築された直径55mにもおよぶ大型の記念物(モニュメント)です。直径35mの外帯・29mの内帯・2.5mの中央帯の三重の輪のほか、一部四重となる弧状の列石や外帯を囲む直径4m前後の環状配石などで構成されています。 - 石の組み方
環状列石の外帯と内帯は、楕円形の石を縦に置き、その両側に平らな石を数段積み重ね、あたかも石垣を築くように並べられています。この縦横交互の列石は、全国的にも珍しく”小牧野式”配列(配石)とも呼ばれています。 - 祭祀場としての広場
環状列石の中央に立ってみると列石の内側に広い空間があることがわかります。この広場は、多くの人々が集うことができる面積(約500m)が確保されており、彼らの精神文化と関わる「祭祀場」としての性格が考えられます。また、広場の周縁が石垣状の列石に囲まれているため、さながら円形劇場のような空間効果を演出しています。 - 遺跡の自然環境
小牧野遺跡の現在の環境は、ミズナラやコナラ、クリ、スギ等が広く分布しており、スギ等の人工林を除けば、縄文時代の植生と同じような自然環境となっています。このため、小牧野遺跡の整備では、潜在的に有する自然環境を最大限に活用するとともに、景観の阻害となっているスギ等の人工林を徐々に伐採し、同時に落葉広葉樹に置き換える作業を進めています。